金沢のヨギーニは雪に強い。

 

夏の終わりにスタートした金沢校の皆さんも終盤を迎えています。ヨガインストラクターになるイメージもどんどん明確になり、さらにモチベーションも上がっています。

 

 

4か月目に入り、アーサナは立位のポーズが中心です。
そして準備運動やアーサナすべてにおいて、軸を意識しながら身体を動かします。

 

反り、前屈の動きは、左右軸。
ねじりは、上下軸。
そして体側は、前後軸。

 

丹田あたりが軸の中心となり、軸は動きません。その軸を中心に”円を描くように”身体を動かします。
頭で理解するだけでなく、実際に何度も動きながら身体で覚えていきます。意識しなくても自然に動けるようになるまで練習を重ねます。

 

 

何度も繰り返し、練習することで言葉の意味を深く理解できたり、身体に馴染んでいきます。大切なのは、何度も動くことです。まるで刀づくりの名人が玉鋼を何度も叩いて刀を強くするような感じかもしれませんね。

近年増えたヨガインストラクター養成講座で受講生の皆さんに気をつけて欲しいのは、実際の練習が足りないことです。知識はそれなりに学んだ人でも、身体にしみ込むほど練習して体得していない方が増えました。短期講座やオンライン講座も増え、簡単に資格がとれるようになった欠点かもしれません。
これから本物のヨガインストラクターになりたいと思われる方は、じっくり時間をかけて自分を磨いていくことも大切にして欲しいと思います。やはり知識よりも自らの経験が一番の財産になります。

 

余談です。

12月から雪の日が多くなる北陸地方。
毎年この季節になると雪の影響で養成講座をお休みしないといけないかもと心配になるのですが講座がスタートして数十年経った現在までで雪のお休みは1度もありません。講座が週1回というのもありますが、なんといっても北陸の人たちは皆さん雪に強いです。普段、大雪にならない東京や名古屋などは、雪が降るだけで交通機関のダイヤが乱れ、車の渋滞、事故も多発しますが、金沢など北陸地方や東北、北海道の雪が当たり前の地方の人たちは、慣れていて車の運転も上手で、交通機関にも大きな混乱もおこらないですね。なんとも不思議な感じです。冬は雪が降るのが当たり前という前提の社会の仕組みと、人々の心構えが大きく違うのかもしれないですね。

 

 

記事作成＠かわかみ